新月の夜に




              「こっそりこの時を待っていました」

            今日は お月様は何処かに隠れてくれています
                何処に隠したのですか?

             しっとりとした空は それを知っています
                 
                深い空に向かいました

              「私 行きます いいんですね」

          「要らないものを捨てて まっさらになっていきます」

               深い空に吸い込まれているの?
                 黙ったまま なぜ?

             心の中の星がこぼれていってしまいます

                   ああ。。

               暗闇に散りばめられた星たちは
         私がついた言葉のかけらとなって 新たな命を刻むでしょう

               それは新月の夜から始まるのです




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